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食のユニバーサルデザイン |
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石井 賢俊(NIDOインダストリアルデザイン研究所所長) |
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食べることは乳幼児から高齢者まで生命を育むとともに人生を楽しいものにします。
ユニバーサルデザインの食器や調理器はそれをサポートする大切な用具です。
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食事用具のユニバーサルデザインの特性
1.口の動き、手指、上腕が不自由な人たちのスプーン、フォーク、箸、コップなどの使い方にある個別性の中から共通要素を抽出してその人たちの食べ方に合わせられるようにデザインする。
2.能力障害がある人とない人が一緒に食事して違和感がなく美しいデザインとする。
3.能力障害がある人もない人も食べ易い用具のデザインを目指す。
【写真右(上から):食事支援ロボット「マイスプーン」 、おはしトレーニング「はじめてサポートおはし」、福祉食器「Light」】
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調理用具のユニバーサルデザインの特性
1 ユーザーの姿勢を含めた調理動作への適応を計る。
2 手指、手首、上腕での調理動作が楽にできるように工夫する。
3 火や刃物を扱うので安全性に十分な配慮をする。
4 キッチン環境で使いやすく,美しいデザインとする。
5 堅牢性,衛生性、量産性に配慮する。
【写真左(上から):福祉調理器具「とんとんシリーズ」(包丁、鍋)、福祉食器「Light」】
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