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2.ユニバーサルデザインの事例と動向
 
#01 世界に類のないユニバーサルなサインシステム
 
〜さいたま新都心のサイン計画
 さいたま新都心では関連5事業者のコラボレーションにより、 ユニバーサルなサインシステムが街路にも街区にも導入された。 このサインシステムは、都市サインの新たなプロトタイプといえる。
 
GK設計 道具環境設計部 部長
田中 一雄(たなか かずお)
 
都市サインの新たなプロトタイプ
空間をつなぐシンボリックイエロー
人から始まるサインシステム
次世代の都市サイン
都市サインの新たなプロトタイプ
 
写真:計画人口5,700,000人の新しいまち 社会のあらゆる場面でユニバーサルな環境づくりが求められています。「さいたま新都心」では、埼玉県の「バリアフリー都市宣言」を受けて、都市サインにも最大限にユニバーサルな機能を取り込むことができました。
 障害をもつ人々にとって、どこまでその行動範囲を広げる力をもち得るかは未知数ですが、都市の公的サインの新たなプロトタイプとして、十分に価値あるものと考えます。
【写真:計画人口5,700,000人の新しいまち】
 
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空間をつなぐシンボリックイエロー
 
 イエローのラインは、都市景観のなかにあって、空間のアクセントとなると同時に、サインそのものの存在を発見する手掛かりとなります。このラインは、動線の分岐点やレベルの変節点、街区の境界線などに設置され、歩行者はその周囲を見回せば、必ず黄色のラインを目にすることができます。これにより、どこにいても迷うことなく目的地に辿り着くことが可能になります。
 
写真:大拠点サイン   写真:中拠点サイン   写真:小拠点サイン
 
【写真左:大拠点サイン、写真中央:中拠点サイン、写真右:小拠点サイン】
 
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人から始まるサインシステム
 
写真:視覚障害者に配慮した音声 「情報オアシス」としての案内所を設置し、総合的な情報サービスを行っています。
 案内所においては、各種誘導サイン、案内地図、LED文字情報サービス、大型映像装置、都市情報端末などが設置され、有人カウンターにおいて、5ヶ国語都市案内地図(日、英、中、韓、ポルトガル)、点字マップなどの配布、音声案内装置の携帯端末の貸し出しなどが計画されています。
【写真:視覚障害者に配慮した音声】
 
写真:聴覚障害者に配慮したLED   画像:サインシステム立面図
 
【写真左:聴覚障害者に配慮したLED、写真右:サインシステム立面図(画像をクリックすると別ウィンドウで拡大画像が出ます。)】
 
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次世代の都市サイン
 
 晴盲両用地図システム、ボタン式経路音声案内(経路情報)、携帯端末式音声案内システム(現在地情報)、サイン音によるエリアのアイデンティティ認識、LED電光文字表示など、さいたま新都心のサイン計画は、従来のサインを超える機能を多様に備えたものとなっています。
 さいたま新都心での広域かつ長距離にわたる屋外歩行を、どこまでこうしたハードなシステムでサポートできるかは未知数で、より深い研究が必要なことも多いのではないでしょうか。
 
画像:晴盲両用地図システム・イメージ図  
  1. 案内エリア内で、サイン本体が携帯端末に電波を送信する。
  2. 端末が電波を受信し、ブザー音が流れる。
  3. 携帯端末のボタンを押して、サイン本体へ電波を送信する。
  4. サイン本体が電波を受信し、現在地の音声案内が流れる。
 
※以上は、季刊「ユニバーサルデザイン」06号(2000年9月発行)に掲載した記事を再編集したものです。
 
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